Andy Timmons Band November 30, 2005 : Sala Mephisto in Barcelona December 1, 2005 : Sala Ritmo y Compás in Madrid |
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Barcelona at Sala Mephisto / November 30, 2005 ★Danger Danger Tourから一端離脱、空路Barcelonaへ。ここBarcelonaで行われたAndy Timmons BandのShowは、「Spain Guitar Fest 2005」と題された全5公演のSpain Tourの2日目だった。ATBはAndyと、BassのMike Daane、DrumsのDan Wojciechowski (Andyと同じくOlivia Newton-JohnのBack BandのMemberでもある。)による3人編成。このTourでは、"Also Featuring"ということでOpening Actとして、Tony Hernando (with Mike Terrana)もいっしょにPlayしていた。ロビーの壁や扉の上に、今回のTourポスター(下の写真の上段左から2番目。)が貼ってあった。会場のStaffの話によれば、Andyは今日はShowの前にどこかでGuitar Clinicをやっているようだった。 ★会場のSala Mephisto(下の写真の上段左端)は、ロビーから入ってきた人はステージの左側を通ってフロアに出るような作りで、フロアは縦長で奥行き感があった。かなり高いステージに向かって右側に長〜くBarカウンターがあり、右の後ろの方には数段高くなっていて、いちおう座ることができる場所もあった。それより後ろにひっそりとマーチャンダイズテーブル(下の写真の上段中央)があった。人はこのへんまでは入っておらず、全体的には7割ぐらいの入りだったろうか。客層は、圧倒的に男性が多かった。(後に気づいたのだが、ここは2003年にDanger DangerがPlayした会場だった。) ★OpeningのTony Hernandoは、客席の熱狂度を見ていると、かなり人気がある人のようだ。HardというよりはHeavyな音作りで、DrumのMikeはパンツ一丁で力のこもったPlayをしていた。ラウドで激しい曲が多いのに、リズムが似ている?のか、どの曲も同じよう聞こえた上、全曲インストで、寝不足の身に強烈な眠気が襲ってきた・・・ ★11時4分頃を過ぎた頃、ステージにATBが登場。Andyが、まずスペイン語でMC、次に「今日は最初にエルビス・プレスリーの曲をやる事に決めたんだ。」と英語で言ってから歌い始めた。と言ってもATBの基本的なShowは、Vocalなしのインストロメンタル。曲の間にAndyがMCを取り、進行するというスタイルだった。正確なSetlistをここに残すことができずに残念なのだが、Andyの新旧Solo Albumからの曲を中心に、まもなくReleaseされる予定のATBのNew Albumからの新曲(たぶん)を含め、約98分のShowだった。(12時42分頃終了。) 最後の曲では、Tony Hernandoもステージの登場し、4人で白熱のPlayを展開。Tourタイトルの"Guitar Fest"らしく盛り上げていた。(下のLive写真参照) ★最も印象的だったのは、"Cry For You"。Showの中盤、その曲名が叫ばれると、「それはまだだよ。」とAndyは笑っていたが、予想通り、この曲はEndingにPlayされた。最も盛り上がっている所でのPlayなので、更なる大歓声になるかと思いきや、みんな曲に引き込まれ、AndyのGuitarに聞き入ってしまった為、逆に静かになってしまった。そうなってしまうほどに、この曲でのAndyのGuitarはすばらしかった。終わった後に大歓声が上がったのは言うまでもない。 ★アンコールの1曲目は、Danger Danger時代にAndyがGuitar Soloで弾いていた、"Groove or Die"だった!!!\(=^o^=)/ Guitar ClinicではPlayしてくれた時もあったが、ATBのTourでやるわけがないと思い込んでいたので、それはもう嬉しい予想外の出来事だった。Danger Dangerを見に来たEuropeで、Andy/ATBも見る事ができた上、そこでDanger Danger時代の曲が聞けるとは・・・ 元々好きだった曲でもあったので、私はやっぱりこの曲に一番反応してしまった。(^o^)v ★終演後、Andyの場合はDanger Dangerのようなサイン・写真・おしゃべり会をやるのだろうか?けっこうな人数もいるし。等と思っているうちに有無を言わさず、全員フロアからロビーに出されてしまい、帰ってしまった人も多かったが、そこにそのまま残っている人達もけっこういた。(99%が男性だったと思う。) どうやらAndyがここに来てくれるらしい。 ★しばらくするとAndyが現れ、サイン・写真となった(下の下段右端の写真)ので、私も最後の最後まで待って、AndyにこのShowでどんな感想を持ったかを本人に言う事が出来た。どうしてもそれを今日ここで言いたかった。それはやはりAndyのGuitarから受けた感動が大きかったからだと思う。98分はあっという間だった。 ★インストはたいくつなものだと思っていた。全部がインストのコンサートなんて・・・ 一般論的にこう思っていた。しかし、Andyの、ATBのShowで受けた印象は全く違っていた。確かに歌詞もVocalもなかったが、AndyのGuitarはそれが無いことを感じさせないものだった。歌ってなくても、Guitarを弾くだけで感情がこもった歌が、そこには存在していた。私はそれをAndyに言いたかった。 ★Andyは「そう感じて欲しいし、そう感じてもらえるようにPlayしている。だから、もし君がそのように感じてくれたんだとしたらとても嬉しい。」と言っていた。まさかやると思わなかった"Groove or Die"をやってくれたので、とても嬉しかった事を言うと、この曲はいつもアンコールでやっているそうで、昨夜の初日のShowでもやったということだった。 ★少し話をしてから、「あっ、まだこれを言ってなかった!Thank You For Your Great Show!!!」と改めて言ったら、「また、『歌わないの〜?』って言われるかと思ったよ。」と笑われてしまった。そうだ、私はやっぱり音楽は歌詞・Vocalがあってこそ思考だったし、Andyの歌声も好きだったので、Guitar Clinic等でよくそう言っていたのだ。が、今日のShowはそんな気持ちには全くならなかった。だからこそ、Andyにどう思ったかを言いたかったのだ。 ★最近は耳がRobのGuitarにすっかり慣れていたので、久々に昔のLive映像を見た時に、AndyとRobのGuitarってこんなに違っていたのかと思ったという事もAndyに言うと、「そうだよ、違うんだよ。」と。 ★翌日のMadridのShowの事は、すでにDanger Dangerのメンバーと話済みのようで、来てくれる事をすごく楽しみにしていた。中でもTedが来るかがとても気になる様子だった。実は2人は非常に長い間顔を合わせておらず、最近、Tedが自分のAlbum用の曲をAndyに弾いてくれる様頼んだことから、そのつながりが復活したばかりだった。なので、Tedには会いたい、ぜひ来て欲しいと言っていたのだが、あさってはDanger DangerのShowがある。今までのパターンから行けばTedは来ない。でも、明日は特別だ。そう思ってちょっとでもいいから来て欲しいと私も切に願ったのだった。 ★Andyは優しい。その人柄の温かさが周りの空気にも伝わる。Guitarにも。AndyのGuitarはとても感情表現が豊かで、それが音色によく現れていると思う。今日はそれがとてもよくわかったし、心に染みた。あの5人Danger Dangerの時代、5人の中でのAndyは癒し系キャラというのが私の持論だったが(そのキャラはPaulに受け継がれた。)、ここでAndyに会えて、Athensでのあの殺伐とした思いが本当に癒されたと思った。疲労困憊してても、心の元気は回復した。さて、明日のMadridでのATB Show、何が起こるかな〜♪ |
Madrid at Sala Ritmo y Compás / December 1, 2005 ★Barcelonaから空路Madridへ。今日の会場は音楽学校の中にあるホールだ。RobがGuitar Clinicをやった大阪の専門学校のような所かと思いきや、もっと古風でいかにもガッコウといった面持ちの校舎(下の左端の写真)の前には、ものすごい人の列ができていた。会場のキャパはわからないが、もしかしてこれは完全に定員オーバーしているのでは???それぐらいな人の数だった。昨日ほどではないがやはり男性客の方が圧倒的に多し。 ★私とMadrid滞在中の友人でデビュー当時からのDanger DangerのファンであるAyako嬢は、列が短くなるの待って最後の方で中に入った。校舎の入口から会場になっているホールの入口までは廊下、わぁ〜、ガッコウの中にいるぞと実感できた。途中、掲示板のような所にDanger Danger Spain Tourのポスターが2枚並べて貼ってあり、画像ではできあがりを見ていたものの、自分の写真が使われたポスターの実物を初めて見て、感涙した。(ToT) 欲しい!会場の入口前のカウンターには、Danger Dangerも含まれたコンサート案内の細長いチラシが置いてあり、そこにも同じ写真が使われていたので、記念にたくさんいただいてきた。嬉しい〜!(^o^) ★入口の戸を開け、入ってみると、そこには1m四方くらいのスペースがあり、正面はトイレ。右は壁、左はフロアに出られるようにくりぬかれていた。そして、そのスペース部分には、フロアに入りきれない人達がはみ出していた。あぁ、やっぱり・・・ ★多少人が動き、そのスペースとフロアの境目あたりにステージが見える場所を確保できた私達は、混み混みの上にタバコの煙モクモク・空気激悪そうなフロアの中につっこんでいく気にはとてもなれなかった。このスペースからフロアへ出る口は、ステージ左側の前から3mくらいの所にあり、ステージも高くAndyの立ち位置は左側なので、私達が確保した場所は実は見るにはそんなに悪い場所ではなかったのだ。(下の左から2番目と中央の写真参照) ★OpeningのTony Hernandから、すごい盛り上がり。やっぱりこの人は人気があるのか?それほど大きくない会場とはいえ、超満員の熱気はすごい。DrummerのMikeは今日もパンツ一丁で、力強くがんばっていた。これはこれで、インパクトがあるのよね〜 (^o^;) ★終わった後、少し人が減った。もしや、Tony Hernandが目当てで来ていた人もいるってことだろうか。いよいよ、ATBが始まる。Danger Dangerは今どこに? 本当に来るんだよね??? ★11時38分頃、ATB登場。今日もAndyのスペイン語MCから始まった。MikeとDanを紹介してから、スタート。今日はAndyの歌うプレスリーの曲はなかった。あれはいつもやってるわけじゃなかったのね。もしや昨夜は特別だったのか?ウロ覚えながらも、その後のSetlistも前日とは少々違っていたように思う。 ★出入口の近くにいたので人の出入りがあるのと、Danger Dangerは来るのか?という思いでどうも落ちつかない。11時47分頃、来た〜!!!Bruno・Steve・Robの3人が一般のお客さんと同じ入口から入ってきた。ということは、彼らが戸を開け入ってきてフロアを覗いたら目の前に私達がいたわけで、図らずもここから見ることになってしまった私達はDanger Danger的にはラッキーだったのだ。(^o^)v ★後日地元のファンに聞いたのだが、Danger Dangerは10時からラジオでInterviewがあり、そこからここへ来たようだった。 ★3人は最初、人をかきわけ後方のBarに飲み物を買いに行ったようだったが、その後は私達の近くにいたり、空気が悪いせいか外へ出ていってしまったりしていた。Andyは比較的早く、ステージから彼らに気づいた。そして思ったに違いない、Tedが来ていないと・・・ そう、やっぱりTedは来なかった。この空気は、Tedに来て!と言うにはあまりにも酷いものだったが、それでも、やっぱり来てほしかったと思わずにはいられなかった。 ★しばらく外に出ていた3人は、アンコールが始まる前に中に戻ってきた。私が最初に、前夜のアンコール1曲目が"Groove or Die"だった事を言ったからだろう。そしてアンコールにAndyが登場。Steveは人をかき分け少し真ん中まで行き(といっても、すごい人なので、そんなには進めない。)、水のボトルを持った手を上げ、ここにいるぞとアピール。Brunoにもっとこっちに来いと言っていたが、そんな簡単に動けるような状態ではなかった。たぶん、SteveはステージにBrunoと共に上げてもらって、Andyといっしょに"Groove or Die"をやりたかったんじゃないのかなぁ・・・ ★そんな状況の時、あれ?Robはと見回すと、入口を入った所のスペースから身を乗り出して、フロアとステージを覗くようにしていた。その時私の右側にBrunoがいたので、私がどけばBrunoの隣に出て来られると思い、そのように合図を送ったのだが、いいよ、いいよ、ここにいるからという手振りをして出てこなかった。次が"Groove or Die" だったら、Robとしては微妙な立場という思いがあったのかもしれない。やっぱり、遠慮してるのかぁ・・・ 奥ゆかしく、出てこなかったRobに、私のRobポイントはググッとアップしたのだった。(^o^) ★Andyは曲が始まる前に、"Steve West, Lead Drums (Bruno大笑い!), Bruno Ravel, Mini-Me... who is Rob"と3人をステージから紹介した。が、結局ステージに上げることはなかった。そして、"Groove or Die"が始まった。私の右隣にBruno、その右側にSteve、3人並んで聞くAndyの"Groove or Die"!!!!! AthensのTexasでも思ったように、こんな日が来るとは思ってなかった。今日も最高だったのはやっぱりこの曲だった!(^o^) ★そう、AndyはRobの事をとても認めていて(Guitar Playも人柄も)、Mini-Meと以前から呼んでいた。Mini-Meとは、コメディ映画「オースティン・パワーズ:デラックス」 (Austin Powers : The Spy Who Shagged Me"・1999年作品)の登場人物で、Dr. Evilのクローン。本人そっくりだが、小さい。(こちらとこちら参照。) AndyはRobを、Mini-Me、つまりは自分の分身だと言っているのだった。 ★最後は昨夜同様にTony Hernandを交え、カバー曲をPlay。1時15分頃、ATBのShowは終わった。Andyはステージからフロアにそのまま飛び降りて、人をかき分けかき分けしながら、一直線にBrunoとSteveの所に進んできた。そして、3人はそこで再会を祝した。(まわりから拍手〜!) この後、Back Stageでもどこでも会えたであろうに、こんな劇的な再会シーンをやってくれちゃうとは・・・ 本当に目の前でのこの再会シーンには、感動した。 ★私がカメラを持っているのを見て、Andyのリードで3人がこちらを向いてくれ、記念すべき写真を撮ることができた。(下の右から2番目の写真) そして、Andyが、"Mini-Me!!!"と呼んでくれたのでRobも来てくれて、4人の写真も撮れた。(下の右端の写真) Robはすっごい嬉しそうだった。Andyさすが〜!!!(^o^) ★その後、4人はDressing Roomへ行ってしまったが、さて今日はサインなどするのだろうか、この人数で・・・ 帰ってしまった人も多かったが、まだまだ人はいた。しばらくするとAndyがフロアに降りてきて、やっぱりサイン会になった。それが続く中、3人もそろそろ帰る時間のようだし、それでは私達も。待っていたら、いつまでたっても自分の番にはならさそうだったので、"Excuse Me"とAndyを囲む人の中に突入。ちょっと割り込みで(ごめんなさい。)、Andyに御挨拶をした。Andyは「Tedが来なくて、本当に残念だった。もし、Tedが来ていたら、全員ステージに上げるつもりだったのに・・・」と言っていた。あぁぁぁ、残念!そうなってたら、どんなによかっただろう。 ★実はTedの方も行けなかった事を気にしていたようで、後日、「Andyのコンサートはどうだった?」と聞かれた。なので、Andyの言葉を告げると、「本当は自分だってとても行きたかった。でも、翌日Showがあることを考えると・・・・・・」 その気持ちもよくわかる。いつかまた4人が会うチャンスはきっとあるよ。その時が近いことを期待しよう。そしてその時に私もそれを見届けことができますように・・・ ★帰る時に見たら、来た時には2枚あったDanger Danger Spain Tourのポスターが1枚になっていた。あ〜ん、2枚並んでいるうちに写真を撮っておけばよかった。(ToT) 欲しかったけど、ここで私がはがしてしまうと、Danger Dangerのコンサートの宣伝にならなくなってしまうので、そのままにしておいた・・・ ★Andyに御挨拶をした時は、次に会えるのがいつなのか見当もつかなかったが、私が帰国した朝、2006年3月のOlivia Newton-John Japan Tourが発表された。Barcelona/Madridの時点では、Andyはこの件について全く知らなかったと思う。Danger Dangerの来日日程といい、本人が知るのは、一番先ではないのね・・・ ★後日言われて思い出したのだが、今日のこの会場が、正に2003年のDanger Danger Madrid公演の会場だった。今日の様子でその時の熱狂振りが想像できた。さぞかしすごかったことだろう。 ★すっかりタバコ臭くなって、ホテルにたどりついたのは2時半だった・・・(ToT) 明日からはDanger Danger Tourの再開だ!そしてここからはSolo Tour。次なる都市は、初めてShowをやるBilbao。何が起こるかなぁ〜♪ |