Spain Flag
Madrid, Spain
December 3, 2005 : Divino Aqualung

Spain Flag

Tour最終日、Madrid。2年前のUK & Spain Tour7回公演のうちのベストShowであり、Danger Danger史上ベスト10に入るShowだったとBrunoがTour後にコメントしたのが、ここMadridでのShowだった。今回は大きな会場で、チケットは800枚くらい売れているという。これは再びすばらしいShowが行われる事が期待できそうだ!(^o^)
MadridでのAndy Timmons Bandに続き、今日も友人Ayako嬢といっしょにコンサート会場に向かった。彼女もまたデビュー当時からのDanger Dangerファンだったので、Tourにはよくお誘いしていたのだが、今回やっと異国でいっしょに見ることが実現した。最終公演だし、ちょっと余裕持って会場に到着しようね!と出発したのに、想定外もはなはだしいアクシデント(でも自業自得・・・ "Euro Euro編"参照。)で、会場にたどり着いた時には今まさに開場しようという所だった。すっごい人だ!老若男女大集合!でも、やっぱりRockなお兄ちゃんがちょっと多いかな?
中に入って、「でか〜い!」 これ程大きな室内会場でPlayするDanger Dangerは、今まで見たことがない。KissとTourをした時は大きなアリーナもあったのだろうが、そのへんは見ていないし、かつてPlayした日本の会場でも大きい所はあったが、それらはホールで客席はイス有りだった。後に調べた所によると、ここはカテゴリーとしてはディスコに入るらしく、内部の作りもそんな感じ。もちろんAll Standingだ。Sweden Rock Festival以外、近年小さめのClubで見続けてきた私からすると、これは破格の規模だった。なんか、大物になった?戻った?みたい・・・(失礼!)(^o^;)
会場全体の形はよくわからないが、ステージは大きく高かった。すでに前には人がたくさんいたので、前には行かなかったが、高さは首くらいまでありそう?そんなに高かったら、前だとかえって見づらいかも。Drum台も高く、ステージ頭上のライティングの設備を見れば、それが派手派手であろうことは容易に想像できた。ステージが大きいということは、ステージ前のフロアも大きく、後ろの方は一段高くなっていて、その後ろの方には丸いBarカウンターと突き当たりにもBarカウンター、そちらに向かって右側には、高めの場所にイス席があるスペースが作ってあったが、ここにはプレスなどの一部の人しか入れないらしかった。左側はもう一段高くなっていて、丸いBarカウンターがあった。マーチャンダイズテーブルはこの奥の端っこにあり、これまた地味〜にセッティングされていた。Barやステージ以外のライト、その他内装を見ても、これはやっぱりディスコな雰囲気だ。
今日も前座はなしでDanger Dangerのみ。ステージ前のフロアはどんどん埋まっていき、自分の場所から動くのにも"Excuse Me..."と言わないと動けないくらいに。たぶん、一番低い所は後ろまでいっぱいになっていたと思うし、その後ろの一段・二段高い所も人で埋め尽くされていたのではないかと思う。これで盛り上がったらさぞかしすごい事になるだろう。(^o^)
9時24分過ぎ、会場にかかっていた音楽が止まり、ライトも落ちた。SEらしき音楽(ちょっと妙な曲。もしやこれはBilbaoの最初にかかっていたものと同じ?)が流れ出した数秒後、ステージ上がライトアップ。いきなりスモークで真っ白。逆光の中に、右にBruno・左にRob・Drumの後ろにSteveがスタンバイしていた。Bilbaoの時はこの音楽が短かったのであまりSEに感じなかったが、今日はフルコーラス長々かかっていた。その間ライトが落ちたので、ステージ上は人の気配はあるものの再びかなり暗い状態に。3分くらいあったんじゃないかというその曲が終わり、3人が音を出し始め、Brunoの"Are you ready Madrid?"という声と共に、ライトがついた。"We're Danger Danger!!!" Brunoは「盛り上がって〜!」というように右手を動かし、Steveが"Crazy Nites"のイントロを叩き出した。
Tedが左から走り出てきた。振り上げられる手が多いのはもちろんこと、すでにジャンプしている人もたくさんいる。最初から大盛り上がりというのはいつものことだが、その勢いは人が多い分迫力も増していた。
ステージ中央でひざまづき、客席に身を乗り出すようにして歌うTed。歌い出しの時に、声が聞こえなくてドキッとしたが、それはすぐ解決。そのTedの後ろをRobがBrunoの方に走って行き、くっついてPlayしたかと思うと、クルクルまわりながら戻ってきた。いいなぁ、大きいステージは!今日もRobは最初からジャケットなしのシャツ姿。光の関係で柄があるのがよくわかる。(横浜で着ていたシャツだった!)"Madrid!!!!!" 歌いながら満面笑顔のTedも走り回って、いつも以上に大きなアクションで観客にアピールしていた。
ノンストップで2曲目"Under The Gun"へ。Tedが"Under The Guuuuun!!!"と叫ぶとすごい歓声があがった。この曲もLiveでは必須だな。"Crazy Nites"からノンストップで勢いを保ったままこの曲へ繋ぐというのは、とっても正解なアレンジだと改めて思った。最後のフロント3人のフォーメーションの所、この広いステージでカッコよく決めて欲しいと思ったのだが、2回目のポーズを決めた所でRobのGuitarのコードが抜けてしまい、あわてて戻ってさしたけど、もう遅かった・・・(ToT)(ToT)(ToT)
大歓声の中、TedのMC。"You Sound Beautiful Tonight!!!" 少し話して、後ろの方の観客にも歓声をあげさせ、スムーズに3曲目"Rock America"へ。最初のパートを浪々と歌いあげるTedはよく声が出ていた!Brunoもいつになく、弾きながら、歌いながらのアクションが大きい!Robもいつもより髪を振り乱して弾きまくっている。大きい会場、いっぱいの観客が作り出す興奮度が、Playしている側にも伝わり、すべてがいい方に回転していっているんだな。これは絶対に期待通りのいいShowになるだろう!この曲順で3曲目までくると、盛り上がる中にもビミョ〜な差が見えてくるので、その日の全体像が自分の予想・期待に対してどんな感じなのか、見え始めてくるのだった。
再びTedのMC。そして、"Let me hear you, Boys!!!" 昨日とSetlistが違う!4曲目"Boys Will Be Boys"。ここでまたも、「ここでスタート!」と私が思った所で始まらず、Brunoが前に出てきて「歓声を聞かせて!」というように耳に手をやり、ワ〜!と声が上がった所で、最初の音が出た。ん〜、私にはBrunoがフォローしたように見えたのだが、考え過ぎかな?この曲ではまたもタテのり傾向が。なんでこの曲で跳ねるんだろう。"All Night Long"の所では美しいまでにたくさんの手が振り上げられていた!
終わった後の歓声もすごかった。弦が切れたRobは山吹色のGuitarを黄緑の方にスウィッチ。ステージ上ではそれぞれのこんがらがったコードをStaffが出てきてほどいていた。(^o^;) Tedに続き、Brunoもしゃべる。最後にスペイン語で何か叫んでいた。ちゃんと相手に国の言葉でしゃべる、これがBrunoのいい所だ!(^o^)
Tedが話している内容から次の曲が"Don't Walk Away"だということがわかった。が、タイミング的にここだ!と思った所からまた始まらず、一瞬間が空き、客席から"Come Ooon!!!!!"と声がかかった。Tedが"Yeah!!!"と答えるとライトがす〜っと消え、数秒の後、曲が始まった。う〜ん、どこまでが演出なんだか?でも、ここまでひっぱらずに始めた方が絶対にいいと私は思うのだが・・・
曲が始まると再びライトアップ。ライトの色合いが変わった!前からもライトが来ているので、全体にステージが明るくなった感じだ。今までの逆光気味よりこっちの方がいいな。それまでの曲でも、Tedは伸ばされた手と握手したり、たたいたりというのをかなりやっていたが、ここではひざまづいてしばらく1人の手を握っていた。(たぶん女性だな。) 終わった後にはTedも"Gracias!!!"とスペイン語で言っていた。
またまたコードがからまってきたようで、それをほどきながら話すTedの横で、Rob側から来たBrunoがRobの腕をつかんでくるっと1回転してまたRob側に戻って行った。それを見ていたTedが「Rob、ダンスしているみたいだね!」というと、Robは両手をちょっと挙げて、1人で踊るポーズをやって見せた。カッ、カワイイ〜・・・(^o^;) とここで思ってはダメだろうか・・・(^o^;)(^o^;)
TedがRobと肩を組み、Robを紹介した後にマイクを向け、"Rob, Say Hello to Madrid!!!"。RobはHelloの代わりに「オーレーオレオレオレー♪」と歌い出し、今日も大ウケの大合唱になった。Steveがバスドラを鳴らし、Brunoはいっしょに歌っていた。Brunoが改めて、Robを紹介、さぁGuitar Soloだ〜!!!!!
長さも内容もいつもそれほど変わらないSoloだったが、最後の方は少し違うフレーズがあったり、片手で音をならし続けてポーズを決めたりと、大舞台用にちょっとお派手な締めくくりになっていた。(カワイイではなく、カッコよかった!)
Soloは6曲目"When She's Good She's Good"へと続く。Brunoはジャケットを脱いで、Tシャツ姿に。Tedはバンダナをつけて登場。歌い出すとそれを外して観客に投げた!歌詞の途中にMadridを入れて歌ってたっけ。最後の所でBrunoとRobは中央で2人並んでPlayしていたのだが、Brunoが後ろに行きDrum台の右側に右足を乗せ、Steveの方を向いてPlay。Robも切れ目のいい所で後ろに行き、右膝からDrum台に登って(カワイかった!)、Drum台の左側に立ってPlayした。ここはなかなか絵になる光景だった!(^o^)v
Tedがちょっとしゃべり、次の曲がどうやら"Good Time"らしいことがわかった。ここに来て、当初の予定になかったと思われるこれをやるのか!BrunoがDrum台の前でSteveの方を向き、ピルトルを打つようなポーズを決めると、曲が始まった。7曲目"Good Time"。Brunoは少しの間、観客に背を向けたまま、両手を頭上に上げ、踊りながら手を叩いていた。ノリノリ〜♪
"Good Time"には、掛け合いがある。他にも掛け合いのように歌わせる曲はあるが、ある程度の時間を掛け合いにさき、Band側と観客のコミュニケートを深める役目を今のDanger Dangerの持ち歌の中で一番担っているのはこの曲だ。今夜の会場は大きく、人も多い。だからそれ故、もっと一体感を作るためにこの曲をSetlistに戻したのではないかと思うし、それは正解だとも思った。
やっぱりあまりなじみがないのか中盤までは振り上げられている手が少なかったが、掛け合いの所まで来ると一変。Tedのリードで両手が上がり、掛け声の合唱までも始まった。こうなってくると、これを更に盛り上げるのはTedの得意技でもある。画してこの曲をやったのは大成功という結果になった!(^o^;)
暗転。暗闇の中でどこからともなく始まったBrunoコールがだんだん大きくなっていく。あのUKの「ぶるぅのぉぉぉ〜」という妙なメロディー付きコールとまた違うBrunoコール。でもやっぱり男声の大合唱。(^o^;) しかし、なぜここで突然Brunoコールが起こるのだろうか???そのうちにSteveもバスドラを鳴らし始め、ステージがだんだん明るくなってくると、Brunoも右手で観客を煽っているのが見えてきた。時にその手を止め、Bassを弾いたり。それに続いて始まったTedのMCと上に伸ばした手で作るポーズで、次は"Bang Bang"とわかった。どうか出だしでつまづかないように・・・
8曲目"Bang Bang"。よ〜し、今日はベストのタイミングでスタートできた!ホッ。(でも、これが当たり前なんだけど。) お〜、みんな跳ねてる、跳ねてる、腕を振り上げて歌ってる、歌ってる!サビの所では一段とすごかった!
次の曲の前に、TedからGood FriendということでSpecial GuestのGuitarist、Jorge Salánが紹介され、ステージに登場した。私はぜんぜん知らない人だったが、けっこう歓声が上がっていた所を見ると、Spainでは有名な人なのか?彼はBruno側に立ち、さぁ、次の曲に行くか?と思ったら、BrunoがDrum台の方から酒ビンを持ってきて、ニコニコ顔。出た〜、テキーラ!いちおう次の曲"Slipped Her The Big One"に関係があるようなことは言っていたが、ここはお約束のテキーラタイムということで、ビンごと勢いよくガーと飲んだ。隣にRobがやって来て、そのビンを受け取りこれまたガーと飲んだ。そしてそのビンをBrunoがSteveの所に持っていき・・・(^o^;)
ちょっと間があいたが、Tedが"Slipped Her The Big One!!!"と言うと、Justで曲がスタートした。せっかく明るく変わっていたライティングがまた逆光ぎみに変わってしまい、ちょっと暗い感じ。フロントは4人だったが、BrunoもTedもGuestにからむような形でPlayしていた所が多かったので、視覚的には右に3人、左に1人っぽかった。Robも最後は右側に来て、Guitarist2人が並んでPlay、更にはその右側にBrunoが来て3人で並んでPlayというシーンもあった。
「明日はもう帰る日だけど・・・」、「家に帰っても、今回のTourのすべてをまた思い出すだろう。Englandにも行った。Greeceにも行った。でもSpainが最高だ。絶対に忘れない。家に帰ってもみんなの事を思っているよ。みんなも僕を思っていてくれたら嬉しいな・・・ またMadridにはすぐ帰ってくるよ。」(ちょっと意訳)というTedのお決まりだけど、でもこう言ってもらえたら地元民としてはやっぱりちょっと涙な言葉とRobのGuitar、そして歓声で10曲目"I Still Think About You"へ。Tedは最初の所で"Let's hand up Cell Phone!!!"と言って、頭上で携帯を左右に振るようなポーズをしたが、今日もこれにはほとんど答えられていなかったような気がする。なぜ、だろう???
静かに曲が終わり、ライトが落ちて暗くなった中、Dangerコールが!Tedもコールにまざって声を上げ出すとライトがついた。更に続くDangerコール。その後をBrunoが受けて、少々喋った後に"Beat The Bulleeeeet!!!" SteveがDrumを叩く。それが終わると同時になぜ頭が出ないのだ〜???(ToT)
また数えてしまった。約8秒の後スタート。BrunoはBassを弾きながら、両足をそろえてピョンピョン跳ねている。右手でみんなも飛べというようなしぐさをすると、みんな跳ねだした。(^o^) 後はもうEndingに向かってこの盛り上がりのまま、疾走するのみ!
終わった後にはTedもグラスで一杯飲んだ!(水じゃないだろう・・・) 左手にビール瓶を持ったBrunoがThank Youの御挨拶。Tedもかなり力が入った関係者を含めたみんなへのThank youを。そしてもう一度、Brunoが挨拶の言葉を言い、スペイン語でカンパイ!を言って、持っていたビールを飲んだ。Tedが「世界中でShowをやったけど、今晩は間違いなく僕のお気に入りのShowの1つだ。」と言うと、「Ted!」と声をかけ、まだThank youを言いたい人がいると言って名前をあげると、Tedが車を運転するしぐさをしたので、BandのDriverをやってくれた人だったのかな。この間、Steveは立ち上がっていて、スポットライトもあたる中、腕を振り上げて歓声に答えたりしていたので、遠めからでもすっごい機嫌がいいのが伺われた。BrunoからDriverへのThank Youの後、「Danger DangerのShowはこれをやらなくては、Perfectではない・・・」と言ったので、ここは昨夜と同じ"Naughty Naughty"で当然来るだろうと思ったら、"Monkey Around!!!" Tedはゴリラのマネをするし〜
この時に上がっている歓声がピークの時に始めればいいのに、やっぱりそれより数秒遅れてスタート。ライティングがまた変わり明るい!おっ、RobのGuitarがまたスウィッチされて山吹色の方になってた。歓声と共に、また掛け声も上がっている。Tedは歌い始めた時に首に掛けていた黄色いタオルをフロアに向かって投げた。手を振り上げて、思いっきり歌ってEndingの盛り上がりはすごかった。特にサビの部分、Tedの"Louder!!!"で益々声が大きくなった。RobのGuitarも最後が近づくに従って、エキサイティングなPlayになっていった。Tedは最後の最後にDrum台に両足を揃えて飛び乗って、左足をバスドラにのせて、両手を挙げて曲の終わりのポーズを決めた。これが今までになくすごい決まった〜!という終わり方でとてもよかった!Brunoが"We will see you soon!!!"と言って、各自ステージを去ったのが、10時44分を回った頃だった。
去ると同時に観客は「オーレーオレオレオレー」と歌い出し、これがメンバーがステージに戻って来るまでの間続いた。1分ぐらいでBrunoが出てきて、いっしょに歌いながらステージを走り回っていた。嬉しそ〜!(^o^) 左から出てき来たTedはステージ上で待ち受けていたRobと抱き合っていた。
Brunoが英語とスペイン語で叫び、やや間があってTedもしゃべり、またBrunoがしゃべったことによると、この夜はやっぱり800人入っていたようだった。Brunoが"Don't Blame It On Loooove!!!"と叫ぶと大歓声。SteveがDrumを叩くも、なぜここですぐ曲が始まらないの〜?(ToT) 5秒くらいすると観客の方から掛け声と手拍子が上がり出し、そこから3〜4秒でSteveのDrumが入った。ここでライティングが一気に明るくなった。
どの曲も盛り上がっていたけど、今日のここまでの中で最高だったのはこの"Don't Blame It On Love"だった。Liveでやるのを聞くようになってから好きになって、今では大大大好きな曲の1つ。だからこの熱狂ぶりが事の他嬉しかった。
次がいよいよ最後の曲?Tedがしゃべり出すと、また「オーレーオレオレオレー」の大合唱が始まり、Tedが指揮者のように手を振ってそれを煽り、更に持っていたタオルで闘牛士のまねをしたり。SteveもDrumを合わせ、BrunoのBassも参加。しばしの間、オレオレ♪が続いた。これを、ジャン!と終わりにした時に、Tedは再び持っていたタオルをフロアに投げた。
Brunoが最後の曲名を観客に叫ばせ、"Naughty Naughty"に突入!この曲盛り上がるのはお約束中のお約束だから、多くを語るまでもないが、サビ以外の盛り上がりも考えると、"Don't Blame It On Love"の勝ちだったかな。Tedは最後に"Stay Horny Madrid!!!!!"と言った後、高いステージだったにもかかわらず、倒れこむように観客の中にダイブした。で、もみくちゃにされていた。大歓声、大拍手、そしてまたも沸き起こった「オーレーオレオレオレー」の大合唱の中、ステージ前に4人がそろって肩を組んで挨拶。(あ〜ん、一番いい所だったのに写真がない・・・(ToT)) SteveはDrumスティックを2本持って出てきて、フロアに投げこんだ。SteveがDrumスティックを投げることはあまりないと思うので、これはきっと、ごっきげん!な気持ち現われだろう。(^o^) 11時1分過ぎ、Europe Tour最後のShowは終わった。その後も場内が明るくなるまでDangerコールが続いたが、昨日のような奇跡!?は残念ながら起こらなかった・・・

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Mini Review By Ayako

D2のライブがスペインである事は大分前から知っていた。以前NYCに住んでいた頃は毎週の様に公演があった時もあり良く観に行っていたD2のライブも、日本に帰国してからは仕事の都合上、時間貧乏の為に、今ではすっかり遠ざかってしまっていた。けれど、今回は何故か無理をしても行く気になってしまい、バタバタと飛行機を予約して宿を予約して・・・ 4泊の強行で単独マドリッドに発った。諸々の理由からマドリッド滞在のみにして、D2のライブは1回きりで我慢。その代わり、コンサート当日まで仕事の資料集めも兼ねて美術館や王宮、或いは古い町並みを存分に堪能した。

D2のライブの前に偶然Andyも音楽学校でのライブをやるというので、そちらも楽しんだ。もちろんその夜はD2のメンバーも観に来ていた。ステージ上での共演こそ実現しなかったけれどAndyもメンバーもとても楽しそうだった。私個人もNY時代の公演が走馬灯の様に蘇っていた。

いよいよD2公演の日。午前中はまたも観光し、午後にちぇり〜さんと合流。夕方会場の前に到着。しかし人っ子1人いない、徐々に開場の時間が近付くのに誰も来る気配がない。会場を覗くと改装している風、作業員のお兄さんに聞いてみると何とライブ会場が変更になっていた。会場までの行き方を教えて貰って慌ててタクシーで会場に向かう。変更後の会場に着いてみるとそこには長蛇の列!全盛期を彷佛とさせる光景。改めてスペインでのD2の人気に驚く。

いよいよ開演、会場内は文字通りD2ファンの熱気で溢れていた。詳しいセットリストなどはちぇり〜さんのそれを観ていただくとして、個人的にも充実したセット内容だったと思う。やはりBang BangやNaughty Naughtyなどでは会場が揺れる程盛り上がったし、観客のノリがとても良かった。もちろんメンバーも楽しそうだった。私にとってはスペインでの最初で最後の一回きりの公演、それがこんなに楽しいもので良かったと実感したし、この楽しい時がこのまま終わって欲しくないと思った。マドリッドというNYとは又違った風情の街で観るD2、何だかとても不思議な感覚だった。

翌日、前日の夢の様な楽しかった思いをそのままに帰路に着いた。その翌日からはいつもの現実に戻る訳だけれど、今この文を書いているとあのライブの日が蘇る。そしてまもなく今度はここ日本でD2のライブが観れる!私は日本ではD2のライブを観た事がないので非常に楽しみだ。スペインのファンの子と今回の日本公演の事を話した時、彼は「日本人が羨ましい」と言っていた。遠いスペインで今回の公演を羨むファンが大勢いるのだから確かに私達日本のD2ファンは恵まれているんだろうと思う。今回のこのチャンスを大いに感謝して盛り上げたい。


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これだけ大きい所でしかも800人も入っていれば、歓声や歌声の大きさも相当なものだし、Playする方の気合だって違うだろう。途中でも書いたように、この2つがいい方にからみあって転がっていけば、すべてがプラスに作用するのだ。今日はそういうShowだったと思う。そして、確かにDanger Danger史上に残るようなすばらしいShowだった。だけど、文句なしのベストなshow!というにはあと一息及ばなかったかな。と思うのは、1曲の中での観客の反応に波があったからだ。完全に全編盛り上がるであろう曲も、実はサビ以外はさほど腕が上がってなかったなんていうこともあった。要するにテンションが保たれていなかったのだ。後ろから見ていて感じた事は、ステージ上からだときっともっとよくわかったのではないだろうか。
意外にも昨日と大きく変わっていたSetlist。見ようによっては数曲の交代だが、ちゃんと比べてみると、構成的にはかなり違っていると思う。どちらがあるべき姿に近いかと聞かれたら、絶対に今日の方だ。だから来たるべき来日公演の基本線は今日のものに近くなるのでは?と感じた。終演後にGetしたSetlistは、あの"GREECE/SPAIN"というSetlistのウラに全部手書きで曲名が書いてあった。今日の様子を見て、直前にでも考え直したのかな。やっぱりLiveは生き物だ!だからそれ故にエキサイティングなんじゃないか!
大きなステージでの見ごたえのあるShow。Danger Dangerは今だって充分できるじゃない!パフォーマンスで人を引きつけるTedには、充分動きまわれる大きいステージの方がむしろ向いているのではないか?できることなら、また大きなステージ・きらめくライティングの中で華やかShowを、ぜひやらせてあげたい。こういう言い方は、不適切かもしれないが、正直な気持ちとしては、やはり「やらせてあげたい。」なのだ。
曲の出だしのタイミングは、多分に主観も混じっていると思うので、一概には言えないかも知れない。でも、明らかに変!ていうことが、日本公演ではないように心から祈りたい。
さて、この人数でいつものサイン・写真・おしゃべり会なんて、どうやってやるというの?本当にできるのかと思っているうちに、中の掃除が始まり(ここもまた入れ替え制で、この後Night Clubになるという事だった。)、まだ残っていた人は柵で仕切られ、どんどん入口の方へと追いやられていった。15分は有に過ぎたであろう頃、Robが、続いてBrunoとSteveが出てきて、柵越しにサインを始めた。が、掃除パワーの方が勝り(^o^;)、少しするとメンバーもファンもまとめて正面入口から外に出されてしまい、そこで続きをやる事に・・・ Tedは?と思っていると少し遅れたが、ちゃんと出てきてくれた。思えばこの時、せめて正面入口の写真だけでも撮ればよかった。着いた時はかなり気が動転していた為、そんなことは思い出しもせず、やっぱりこの時もその事は思い浮かびもせず、その後で写真を撮ってなかったことを思い出して、道路に面したステージドアの写真を撮ったのだった。
この後、メンバーがたぶん来るというRock Club : Excaliburの住所を地元ファンに教えてもらったので、2人で行って見ることにした。地図がないので、それがどこなのかさっぱりわからなかったが、タクシーでかなりの距離を走ったので、たぶん街外れの方だったのだろう。そのClubは、20年前の日本のHard Rock Discoのような所だった。集まっているのは若そうな子ばかりだが、ヘアスタイルや服装がHair Metal全盛期のソレで、かかっている音楽、スクリーンに流れているVideoもその頃もの。まるでタイムスリップしたかのようだった。私達が着いたのもいいかげん遅い時間で、2時半ぐらい。店内はさほど人がいなかったが、スペイン人の習慣としてはこれからが人が集まってくる時間だとか・・・ それは本当で、その後どんどん人が入ってきた。これは来るかもしれないBand目当てでなく、普通に遊びに来たような人達だった。私達は入口を入って階段を少し上がった所にあるイスに、入口に背を向けて座っていたのだが、相当疲れていたし、明日朝に帰国に向けてホテルを発たなければならなかったので、メンバーが来るかどうかもわからない、しかもこんな激空気の悪い所にはもういたくない、会えなくてもいいからもう帰ろうと思っていた頃、入口横にあるBarカウンターの方を振り返ると、人込みの中に、「あれ、Rob?」 いつのまにか来ていて、BrunoとSteveもいた。3時10分ぐらいだったかな。Tedは絶対に来ない思っていたが、やっぱり来なかった。3人はここでもサインやら写真やらで囲まれていたが、私達も多少は言葉を交わすことができた。最後だしね・・・
4時になったら3人がまだいても帰ろうと決めていたので、順番に御挨拶とお別れを。この4時は、日本時間の12月4日の正午。来日公演のチケットの先行予約電話の開始時刻だった。多数の友達が電話予約に挑戦してくれている時に、自分は異国で当のメンバーと同じClub内にいるというこの状況がたいへん心苦しく、後ろめたかった・・・ ごめんなさい、お友達の皆様。そして、どうもありがとう。心から感謝してます!
最後に挨拶したのはBrunoだった。最後の最後に私は言った。「あの、東京公演でのリクエストがあるんですけど。」「何?」「Cherry Cherry!」「それはやらない。」 が〜ん、2つ返事とは・・・(ToT)(ToT)(ToT) でも、Bruno!私はあきらめないわよ〜!(^o^) 結局、写真もいっしょに撮れずに終わってしまった。こんなに長いTourだったのに・・・(ToT)(ToT)(ToT)
NEY Showには行けない旨、すでに話してあったので、次は東京だ!SEE YOU SOON in February!!!

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