Taking pictures of Ted!!!
Another Voice
Rocklahoma Report By Tosh
Bruno, Steve, Rob & TOSH #1

Cherry!!! Rocklahomaでお会したToshさんにお願いして、D2 & Rocklahoma Reportを書いていただきました! Cherry!!!

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自分は、数年前からにわかに80年代に活躍していたバンドの再結成やツアー活動を耳にするようになり、2007年に初めて開催されたRocklahomaのことを知ってとてつもなく「いつか行きたい!」と思っていました。残念ながら昨年も参加できなかったのですが、今年こそ行くぞと言う気持ちが高ぶり、4月から日程や資金調達やら企画を練っていました。
幸いなことに職場には2人も同じ音楽趣味の野郎がいて、一緒に行こうと声をかけたのですが、1人は家庭の事情で駄目(実は奥さんも相当なメタルファンではあるが)、もう1人は最初興味を示していたものの、最終的にはCinderellaやSlaughterが出ないので不参加の表明。それでもひとりで行こうと決めていた自分は、すでに確保していた1枚400ドルのVIP観覧席2枚をにぎりしめて、出発の日を首長くして待っていたのでした。

普段職場でインターネットラジオを聴ける環境にいるので、以前から連絡を取り合っていたDJに駄目モトで「一緒にRocklahomaに行ける奴を探しているんだけど、手伝ってくれない?」とMailした所、数日たってから「いるよ!でも奴はMinnesotaに住んでいるんだ。」との返事。MinnesotaといえばOklahomaからゆうに1000kmは離れている所。日本で言うと北海道から静岡までくらい?の距離である。でもこの際だから「じゃあよろしく」とMailを返し、彼からの連絡を待つことになった。

見知らぬ相手からのMailというのは期待もあるが不安もある。しかも相手はアメリカ人ということで、なおさら嫌な予感もする。「空港からどうやって会場にたどり着くか」、「どうやって集合するのか」、「夜はどこで泊まるのか」など考えてみれば決めてないことが一杯。当日まであと約3週間・・・

紹介された人物は、同じくネットラジオNETROCK101のDJを土曜日に担当しているLochという男だった。自己紹介の後、彼からのあった提案は「Oklahoma空港まで迎えに行くよ!」だった。俺としては正に感謝感謝なのだが、またもや不安が・・・ 「空港で会えなかったらどうしよう、途中でエンジントラブルや事故、または大間違いがあったら・・・」等いろいろと考えてしまった。しかし、驚くことに彼は冷静沈着だった。次々と段取りを提案してくれ、おかげで俺はとても安心して出発に向けて準備にとりかかることができた。準備といってもRocklahomaに出演するBandの曲を予習するくらいだったが。そして出発・・・

Oklahoma Cityにたどり着いたのは、成田を出発して14時間後くらいだったろうか。途中、HoustonのGeorge Bush国際空港で乗り換えての移動だった。夕方にOkiecity(地元ではオキシティと呼ばれている)に着いて、まずは御対面、物資調達(ビール・メキシコ夕飯)、安いモーテルを確保(90ドルくらい)。そしておしゃべりを・・・
翌朝余裕をみて10時くらいに出発しようと話していたのだが、気がつけば10時半。最初のステージが3時間後に迫っていたので、すでにギリギリか!と少し焦りながらもいざ高速に乗るや道はまっすぐ続くのみ。車内気温は30度をゆうに越え、全開の窓から入ってくる風も生ぬるい。Loch氏の車は79年式ダッジなので、彼言わく「頑丈だがまだ発展途中なのでエアコンや快適設備がまだ・・・」 そして更に事件が!Rocklahoma宿泊用テントと物資を調達するために、途中で町に寄った直後、ガタン!カラカラ!とエンジン音が急激にラウドに。車体下をのぞくと、なんとマフラーがパイプから外れて地面をこすっているではないか!? これでRocklahomaに行けるのか?? 車パーツ屋やスーパーで格闘すること1時間以上、なんとか応急処置が終わり再度出発したものの、最初のLeatherwolfやAnvilには間に合わないことが決定。しかしなんとか夜のSaxonまでにはたどり着けそうなので、ほっと胸をなでおろしたのだった。

結局初日はMain StageでSaxon、Anthraxを、Side Stageでは俺の知らないバンドを幾つかチェック。Saxonはこの2年間、渋谷と大阪含めて3回目だったので安心して聴けた。(ちなみにその前は20年ぶりだったので大興奮!) アメリカ人の多くはSaxon初体験だったのか、かなり衝撃的だったようだ。AnthraxはVocalが違う為、個人的にも多くの観客もイマイチののりだったような気がした。

2日目、前日のドタバタから少し開放されて朝から準備に。実はLoch氏は、今回のRocklahoma会場よりネットラジオ生中継を試みる予定で、機材を車に積んでいたのである。「万一Pressパスがもらえれば、すごく楽なんだよ。」と。が、事前にプロモーターに打診したにもかかわらず、初日は相手にされず、さすが「テキトーなアメリカン」を実感。2日目は根気強くマスコミ担当のアシスタントに事情を説明したところ、あっさりラジオ専用ブースとMediaパスを許可してくれた!ここからが今回のRocklahomaの目玉と言っても過言ではないはず!
ラジオ専用ブースはメイン会場から100メートルくらい横に位置された長屋。簡単な作りでもちろんエアコンは無し。電源が取れるのでLochは大満足だったが、後からいろいろ足りない物があることが判明。(局の宣伝Banner、イス、飲料水等) 急遽、プリント用紙に手書きの局名"NETROCK101 THE ANIMAL"と綴り、大きな窓口にガムテープでぺタ!隣の局はかなりの準備をしておりプロ仕様なのに、こちらはまるで中学生の学級放送の様。しかし様々な困難を乗り越え最後まで残ったのは俺らだった!

Mail StageのArtistはLive以外のスケジュールがけっこう忙しく、総合記者会見、ファンとの交流、メインホストラジオ局のインタビュー、各ラジオ局のインタビュー等、裏で動いていました。俺としてはステージのHelix、Warrantは見たい、だけど同時に行われるDanger Dangerの記者会見を見逃すわけには行かない、という大きなジレンマが。結局、今回は特別なPassを頂いたということで、Loch氏とラジオ中心に活動しようと決めた。いざ記者会見場(特設テントに椅子100くらいを設置してるだけのシンプルな作り)に行くといろんな人がうろうろ。1番の驚きは、WingerのKipがMCとして多くのバンドを記者に紹介している点だった。ちょっと太ったなぁというのが印象。残念ながら単独インタビューを依頼する前に、彼は3日目終了後、帰ってしまった。

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そしていよいよD2のステージが始まるというので、Loch氏をブースに残し、俺は前から2列目の好位置をキープ。メイン会場は夕方までの時間、セキュリティがゆるいため、多少指定席とずれていても大きな問題にならないのが今年の特徴のようだった。去年まではもう少し客が入ったので、それほど自由にできなかったと数人から聞いた。

そして待望のD2ステージが始まり、最高のパフォーマンスを見せてくれた!数年前、池袋で久々に来日公演のチケットを購入していた俺は、直前にスノボ事故に遭遇、最悪なことに長期入院してしまったのだ。そんなわけで生でD2の演奏を聴くのはこの日が初めて。本当に待望のステージだったのである。

途中、観客席に飛び込み歌い始めたTedは、何と次の瞬間俺の目の前のベンチ席に仁王立ちになり"Beat The Bullet"を熱唱!ちょうどビデオカメラを回していた俺のモニターに気がついたのか、一瞬カメラ目線も捕らえた!あまりにも突然起きたことなので、俺はひたすら口あんぐりという感じだったのは言うまでもない。

無事にLiveは終わったものの、Tedは疲れきった様子だった。情報によるとステージ上は華氏120度以上だったのではと。とにかく今にも倒れそうなくらいな暑さだった。演奏終了後、俺はラジオブースに戻り、いよいよD2の記者会見をと思っていたら、すでにブースにはWarrant、Hericane Alice等が訪れた形跡が。これはD2も期待できると思い会見場へと向かった。ここでちぇり〜さんと御対面!顔を見るのは初めてだったが、オーラというか一目でD2ファンということがわかる姿だった。まずは自己紹介。そして、ちぇり〜さんに記者会見の後、ラジオブースに立ち寄ったら?と振ると少し戸惑っていたのが印象的だった。

Tedは記者会見に参加しなかったが、今回は特別に許してあげましょう。他の3人はとても親切に質問に答えていたし、とても和気藹々とした会見アンド記念撮影会だった。

そしていよいよ各ラジオブースまわりに移動し、我NETROCK101ブースにも!3名様いらっしゃい!という感じでスタートした。詳しい内容はインタビュー記事を直接読むとして、3人ともやはり紳士的に、超中学生レベルのブースを何も気にせず質問に答えてくれた。
実際ブースの中も、とても暑かった。最高気温華氏109度の炎天下、時より風がふくものの、飲み水はほとんど汗となりすぐに喉が かわく、東京の真夏状態。アメリカ生活にある程度慣れている俺でも初体験くらい暑かった!
3人は本当に紳士的で、何事も丁寧に話していたようだったし、Loch氏もインタビュー初日ということで 実は冷や汗ものだったらしい。彼は特に緊張するタイプではないと言っていたが、それでもまずいことを 聞いてはいけないとか、マンネリの質問をしないように頭の中はグルグル回転していたそうだ。 後で俺に話していたのは、きっと何も準備していない、本当にアドリブでその場をきりもりしていた姿勢がバンド側 に届いて感じてくれたので、あそこまでフランクに話してくれたのではということ。 確かに慣れた大手ラジオ局は、専門職の人が事務的に仕事をこなすのだろうなぁと思ったのだった。
インタビュー後、Steveが呑み残した水入りペットボトルをちぇり〜さんにプレゼントしようかと思ったら、彼女はすでに会場のどこかへ・・・


D2のLiveは2日目の中で1番よかったのはもちろん、全体の中でもしっかり演奏して客も喜んでいたのは確か。それはきっとみんな久しぶりに体験できるプロ魂、プロ意識が高いD2のライブだったからなのではと思う。 GreatwhiteRのJackが僕らにも言っていたのが、みんな良いショーを見せるので、次に出てくるバンドも良い意味で 競争しあっているから、ファンは大喜びのはずだ!と。


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そんなわけで、残りの2日間も充分にロック・メタルし、今まで見たかったけど見れなかったバンドを数多く体験し、大満足なお祭りでした。もし来年も開催され、今回のようなビッグネームが出るなら是非行きたいと今から楽しみにしている40代野郎である。

俺の選ぶトTop Performance : Saxon、Kix、Danger Danger、Jackyl、Night Ranger
期待通りLive : Faster Pussycat、Lilian Axe、Roxanne、Twisted Sister、Helix
ちょっと残念Live : Ratt (Stephen)、Vixen、Stryper、Anthrax
Bruno・Steve・Robにサインしてもらったのと同じシャツにBang Tango全員、白いシャツにRattnのWarrenとCarlos Cavazos(売ったら高く売れそう!)、他のシャツにKixの4人、あとはLeatherwolfのDrummerとその裏にブラジル出身の(これから期待大)Vougan、そしてHericane Alice、Nelsonは手書きの汚いロゴの隣にと、たくさんのサインをもらえました!Herman Ze Rarebellは、インタビュー後に「ありがとう、とてもよかった」のコメントつきでサイン入りポスターをわざわざマネージャーが届けてくれました。

みんなありがとう!ROCK大好き!って感じです。

Bruno, Steve, Rob & TOSH #2 Getting Autograph #1 Getting Autograph #2 Getting Autograph #3 Getting Autograph #4

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